■ ID | 296 |
■ 種類 | 報告書 |
■ タイトル | 平成14年度浮遊粒子状物質調査報告書 |
■ 著者 | 米持真一
Shinichi Yonemochi
埼玉県環境科学国際センター 梅沢夏実 Natsumi Umezawa 埼玉県環境科学国際センター 正能俊之 Toshiyuki Shonoh 埼玉県環境防災部青空再生課 |
■ 出版元 | 関東地方環境対策推進本部大気環境部会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 関東地方環境対策推進本部大気環境部会報告書、平成16年3月 |
■ 抄録・要旨 | 浮遊粒子状物質(SPM)の削減対策に資するため、1都9県3市で共同調査を実施した。平成14年度の調査は夏期、冬期は戸田、騎西、鴻巣天神の3地点で、また部会として新たに着手した夏期、冬期の沿道PM2.5調査を鴻巣天神で実施した。調査はアンダーセンサンプラを用いて粗大粒子(粒径 11〜2.1μm)、微小粒子(2.1μm未満)に分別捕集し、PM2.5調査には簡易型PM2.5サンプラーを使用した。成分は炭素成分、多環芳香族炭化水素、金属成分および水溶性成分等を分担して分析した。
夏期粗大粒子中のNa+、Cl−は例年1:1の対応が見られるが、13年度以上にNa+に対してCl−が大きく不足していた。平成14年度夏期調査期間中の光化学オキシダント(Ox)濃度は昨年より更に高く、生成が促進された硝酸とNaClとの置換反応でCl−損失が顕著に起こったと考えられた。微小粒子中のNH4+、SO42−濃度も昨年以上に増加し、高濃度のOxによってSO2からの変換も進んだものと考えられた。冬期では微小粒子中Cl−の減少傾向が持続していた。 |
■ キーワード | SPM、関東地方、微小粒子、合同調査、アンダーセンサンプラー |
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